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手術器械の豆知識
持続吸引器
著者: 島文夫1
所属機関: 1東京大学医学部第2外科
ページ範囲:P.523 - P.523
文献購入ページに移動 持続吸引器は種々の手術に,体液,血液,空気などの誘導にしばしば用いられる装置である.電動式や中央化された壁コンセント式,真空式のもの等使いやすくなつている.
しかし,ある一定の圧調整のもとに,確かに装置が作動していると思われるものが,実は全くその機能を果していないことがある.これは単に無効なだけでなく,患者に害を与える結果になることもあるので注意しなければならない.例えば,開胸手術後の胸腔内ドレーンなど,密閉された空間に使用した場合,次のような時には,圧調整装置が働いて作動しているかのごとく見えるだけである.
しかし,ある一定の圧調整のもとに,確かに装置が作動していると思われるものが,実は全くその機能を果していないことがある.これは単に無効なだけでなく,患者に害を与える結果になることもあるので注意しなければならない.例えば,開胸手術後の胸腔内ドレーンなど,密閉された空間に使用した場合,次のような時には,圧調整装置が働いて作動しているかのごとく見えるだけである.
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