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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻4号

1968年04月発行

文献概要

症例

頸部奇形腫について

著者: 武藤輝一1 島田寛治1 曾我淳1 関矢忠愛1 小山真1 湧井智一郎1 鈴木伸男1 菅野恒平1 吉川侚1 松木久1

所属機関: 1新潟大学医学部外科教室第1講座

ページ範囲:P.565 - P.571

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はじめに
 奇形腫は卵巣,睾丸,仙骨部,後腹膜,縦隔洞などに好発し,頸部に発生するものは稀である.欧米においてはHess(1854)11)の報告以来今日まで102例の報告があるが,本邦においては大原・野口(1959)21)および西井(1960)19)の2例の報告があるにすぎない.本稿においては最近私共の教室において経験した成人女子および新生児の2例を報告するとともに,本症について考察を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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