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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻5号

1968年05月発行

文献概要

論説

胃良性疾患の手術成績について

著者: 松倉三郎1 吉葉昌彦1 大塚敏文1 石郷岡政彦1 藤木弘毅1 箱崎敬1 山下精彦1 塚原英之1

所属機関: 1日本医科大学松倉外科教室

ページ範囲:P.655 - P.659

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はじめに
 消化性潰瘍,慢性胃炎および胃ポリープを始めとする良性の隆起性病変等のいわゆる胃良性疾患というものを,単にある一人の患者のもつている胃という組織にみられた局所的な病気とのみ考えるのではなくて,これらの病変によりきわめて種々なる影響を蒙むることになるであろう病人の長い一生という立場から考慮する場合には,本症に対するきわめて適切な手術適応については,今日なお,未解決の問題が少なくない現状である.
 この点,胃癌に対する外科的手術が,その絶対的な治療方針となつているのとはいちじるしく異なつている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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