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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻6号

1968年06月発行

文献概要

特集 木本誠二教授退官記念特集

低体温法の現況とその問題点

著者: 阿曾弘一1 船木治雄1

所属機関: 1東京大学医学部第2外科教室

ページ範囲:P.913 - P.921

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はじめに
 われわれが第2外科教室において,羽田野茂講師(現教授)の指導の下に,低体温法の研究に着手したのは昭和27年の暮の頃であった.これは,その年の5月,第2外科の主任教授に就任され,わが国における心臓血管外科の発展のために,その先頭に立つて意慾的な研究を始められた木本誠二教授の指示によるものであつた.
 爾来15年間,低体温法に関する病態生理の解明と,より安全な実施法を目ざして,多くの教室員の努力と創意が結集され,直視下心臓内手術実現への突破口として大きな役割を演じた後も,地道な,たゆまざる研究が続けられて今日に至つている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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