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雑誌目次

雑誌文献

臨床外科23巻7号

1968年06月発行

雑誌目次

特集 手と足の外傷

開放創の処置

著者: 福田三男 ,   佐藤修

ページ範囲:P.991 - P.996

Ⅰ.創傷の種類
 損傷とは組織の正常な連絡が外因により断絶することであり,その外因の種類により,機械的損傷,物理的損傷,化学的損傷,に分類され,機械的損損はさらに,損傷のおよぶ範囲により,皮下損傷,開放性損傷,内臓破裂に分類される.
 創傷は軟部組織の機械的開放性損傷のことをいい,創縁,創面,創底および創腔をもつている.

手と足の骨折と脱臼—特にその初療と予後

著者: 高木常光

ページ範囲:P.997 - P.1004

はじめに
 手はつかみ,握り,はさみ,つまみ,ひねる働きを主とし,足はしつかり体重を支え,Balanceをとり,身体を前方に移動するため前足部で地を後方に蹴る働きを主とする.したがつて治療の目標はこれらの働きが滑らかで痛みがなく行なわれるようにすることにあるから,はじめからそれに適した治療をdesignしなければならない.よく使うことのできる手,しつかり地についた足,これが達せられなければ回復したとはいえない.

腱損傷の治療

著者: 栗村仁 ,   南条文昭

ページ範囲:P.1005 - P.1010

はじめに
 今回,私達に,整形外科の諸手術のうちでも,高度の経験と技術を要求するものが含まれている腱損傷について執筆を依頼されたが,これは日常反省に追われながら治療しているものから,少しでも新鮮な何かを引き出そうとする編集室の意図かと思い,敢えて筆をとらせていただいたしだいである.
 なお足の腱損傷については,著者にアキレス腱腱裂以外の経験がなく,手ほど機能障害を残すものではないので,勝手ながら省略させていただくことにする.

神経損傷の治療—特にその外科的処置

著者: 諸富武文

ページ範囲:P.1011 - P.1018

はじめに
 四肢の外傷にともなう末梢神経損傷は,筋肉,腱あるいは骨などの損傷とは趣きを異にしており,主要血管の損傷と同様にごく一部分の障害のために,ときには四肢切断と同等の機能障害を残すものである.ことに手の機能に関与する上肢各部における末梢神経損傷は,人間の手が果す繊細な機能を考えるとき,決しておろそかにすることができない.
 また末梢神経麻痺の予後がその治療開始時期により大きく左右されることからも,外傷初期に適切な治療を行なうことが重要な課題となる.当教室においては過去6年余にわたり,広く各種の末梢神経麻痺の治療方法について一連の研究を行なつてきているが,今回は外傷性の末梢神経麻痺の治療について主として手の機能に関係のあるものを中心に述べる.なお非観血的療法については詳述をさけ,外科的療法を主体としたので,前者についてはわれわれの文献を参考としていただきたい.

末梢動脈外傷—急性期治療を中心に

著者: 三島好雄 ,   森岡恭彦

ページ範囲:P.1019 - P.1027

はじめに
 四肢血管外傷は従来戦陣医学の問題とされていたが1-6),最近一般医家にとつても交通事故や労働災害などの増加とともに注目に値する関心事となつた.近年血管外科技術の進歩とともにかつては肢喪失の原因となつていたこれらの外傷の多くは修復しうるようになり,ことに四肢主幹動脈外傷では,切断を免れても損傷血管の結紮などによる末梢の乏血のためいろいろな障害を伴うことが多いので,早期に血管の修復再建を行なうことが必要とされてきた7-15)
 血管外傷は戦時外傷を除くと報告が少なく,私どもも少数例の経験をもつのみではあるが,以下自験例を中心に四肢血管外傷,とくに急性期の症例の病態ならびに治療について諸家の意見を参考に述べてみたい.

形成外科の立場から初療に希む

著者: 伊藤盈爾

ページ範囲:P.1028 - P.1032

はじめに
 形成外科の立場から,手,足の外傷の治療をながめても,特に異なつた点があるわけではない.形成外科は形態異常を主な対象とするとはいうものの,大切な機能を無視してまで,形のみの再建に走るわけでは決してなく,一方,整形外科,外科においても,機能の回復に成功しさえすれば,醜形には無関心でよいというわけでもない.帰するところは同一であり,機能も形態もできるだけ改善するのが理想であることはいうまでもない.
 しかしわが国では,生命,機能の維持,回復を目的とする医学の発達に比し,形態異常,醜形に対する関心は,いわゆる先進国といわれる国々に比して,かなり少なかつたことは否定できず,わずかの注意と努力,技術の向上で,当然防ぎうる醜形さえも,当然の後貽症として省みられない傾向にある.

グラフ

人工血管

著者: 神谷喜作

ページ範囲:P.979 - P.984

人工血管が,わが国で作製されるようになつてから10年になる.そして,血管外科の進歩普及につれ,全国の多くの病院で人工血管の移植が行なわれるようになつた.人工血管の製造の概略から血管移植を行うべき症例の選択,どんな人工血管を用うべきか,また人工血管を用いてはならない場合,あるいは人工血管移植手術のコツといつたようなことについて,それぞれの適応症の代表的手術例の写真を供覧しつつ解説したいと思う.

外科の焦点

病識の形成と医療阻害—特に鞭打ち損傷の医療情況をめぐつて

著者: 林浩一郎 ,   竹広舜

ページ範囲:P.985 - P.990

はじめに
 現在の医療情況が社会的要請に応えているとはもちろんいえない.しかし同時に医師にとつてもなおしにくい患者がふえてきたのは事実である.医療は,単なる技術でなく医師患者関係のヒューマンリレーションにのつかつたものだけに医師側の人格,見識,技量のみならず患者の個性,心理状態からさらに社会的情況,制度,葛藤などが直接間接に医療の場に光をあるいは影を投げかける.とくに最近問題になつている鞭打ち損傷は,交通災害という社会問題の密にからまつた疾患であり,まさに現代の医療の困難さを一身に脊負った代表的存在とも言える.われわれはここで鞭打ち損傷の医療情況を検討し治療の困難性にっいていささかの検討を試みた.最初におことわりしておくが,著者は決して鞭打ち損傷の器質的障害を軽視しているのではない.唯本論文では見方をかえて別の立場に立つたのであり,これは同時にわれわれ自身の反省でもある.はじめ自覚症状から愁訴をへて病識の形成について述べ,その後医療阻害という面からさらにくわしく考察をすすめたいと思う.

手術器械の豆知識

手術器械の転用,改良

著者: 島文夫

ページ範囲:P.996 - P.996

 最近M社(本邦)から,形成外科器械基本セットとでもいうべき手術器械セットが発売された.このセットの内容は,日常もつともしばしば手にするメス,はさみ,止血鉗子,鑷子,鉤,持針器,その他を,何種類か組合わせたものである.これまで,この道の専門家が好んで求めていた外国製の諸器械と比較しても,優るとも決して劣らぬもので,十分満足しうるものである.
 形成外科,小児外科は,最近専門化した新らしい領域であるが,血管外科や神経外科も含めて,それぞれの専門家の使用する器械は,その機能,形ともに,一般外科医の行なう比較的こまかな手術にも,きわめて快的な使用感がある.

論説

血友病患者の手術—外傷性後頭蓋窩血腫により水頭症を惹起した重症血友病Aの幼児手術例を中心として

著者: 別府俊男 ,   荒井康温 ,   倉光秀麿 ,   佐野鎌太郎 ,   山口栄豊 ,   仙頭茂 ,   鈴木睦郎 ,   安部英

ページ範囲:P.1038 - P.1050

はじめに
 近年血液凝固に関する研究が進み,凝固機序の解明にともなつて,血友病に対する病型分類,治療法も系統的に行なわれるようになつた.したがつて血友病患者の皮膚,関節内,筋肉内出血,あるいは骨折等の処置も効果的に行なわれるようになり,虫垂炎をはじめ脾摘,骨切除,四肢切断,腎摘等の大手術も容易に行なわれ死亡率も減少の一途を辿つている.しかるに,頭蓋内出血は現在血友病患者の最も多い死因であるにもかかわらず,手術的療法の報告は極めて少く,もつぱら保存的療法に頼つているため,死亡率はむしろ増加している現状である.われわれは最近,外傷により後頭蓋窩血腫を起こし,進行性脳水腫を続発した重症血友病A,1年3ヵ月の幼児に前後3回の開頭術をAHG(Anti hemophilic Globulin)濃縮蛋白液輸注によつて施行,良好な経過を辿つて一応目的を達した例を経験したので報告する.
 本症例は文献上本邦最初の開頭例であり,後頭蓋窩手術の為,特に術後の管理が至難であつた.これらの点と血友病という特殊条件下での脳外科の立場より現在の治療の概略を検討したのでここに述べ諸賢の批判を仰ぎたい.

Silicone oilによる腹膜癒着防止の実験的ならびに臨床的検討

著者: 葛西洋一 ,   佐々木英制 ,   沖中環夫 ,   後藤洋一 ,   上村友也

ページ範囲:P.1051 - P.1057

はじめに
 腸癒着症は,最近における外科学の躍進的な進歩の中にあつてもなお,日常その適切な治療に腐心する課題の一つであろう.
 とくに近年開腹術の普及化に伴い,本症に由来する愁訴は増加の傾向を示し,また本症がイレウスなど続発症の原因にもなり得る点からも,その予防と治療対策は臨床外科では焦眉の問題である.

胸部下行大動脈瘤手術の一工夫

著者: 柿木英佑 ,   白羽弥右衛門 ,   福住弘雄 ,   上道哲 ,   上原信彦 ,   金子裕 ,   藤井弘一 ,   川島正好 ,   松本学

ページ範囲:P.1058 - P.1062

はじめに
 近年わが国においても,胸部大動脈瘤の手術症例が増加しつつある.しかし,動脈瘤を完全に切除してから人工血管を移植する根治手術手技には,いろいろの問題点があり,今後解決すべき多くの課題が残されている.われわれは,最近,胸部下行大動脈瘤例において,フローセンによる低血圧麻酔と低体温法とを併用し,動脈瘤を切除したあと,人血漿でコートした人工血管を移植したところ,きわめて満足すべき結果をえたので,ここに報告し,手術手技について若干の考察を加えてみたい.

Juvenile Fibromatosisとその治療

著者: 谷村弘 ,   黄秋雄 ,   戸部隆吉

ページ範囲:P.1063 - P.1068

はじめに
 Juvenile fibromatosisは1954年米国の病理学者Stoutによつて命名され,軟部組織において線維芽細胞が腫瘍様に増殖するもので15歳以下の小児に発生するものをいう.したがつて,米国ではすでに多数の報告がみられるが,わが国においてはほとんどその報告を知らない.以下私達の経験からjuvenile fibromatosisの大要を典型的な自験例を混えて述べよう.

臨床メモ

膵嚢胞の治療

著者: 内田耕太郎

ページ範囲:P.1068 - P.1068

 膵嚢胞を治療する場合,多くは術前にその部位の検討もついていることが多い.膵嚢胞は成因的に,また部位的に症例毎に治療方針が異なることは当然である.成因的には炎症・外傷等を主とする仮性嚢胞について剔出術を行なうこともあるが,これは出血も多く手術死亡率もたかいため避けるべきであり外瘻ないし内瘻造設術を行なうほうが成績がよい.外瘻造設術としていわゆる造袋術は,周囲皮膚の糜爛を貽す虞れも,ありtube drainageをすることが勧められている.内瘻造設としては,膵嚢胞と消化管の吻合を行なうが,消化管として胃・十二指腸・空腸がその目的に使用される.膵嚢胞の位置が胃後壁に近い場合,胃切開の上,胃後壁と膵嚢胞とを吻合することもあり,あるいは十二指腸第2部との間に吻合を行ない,あるいは空腸をRoux en Y型として,曠置した空腸脚との間に吻合することにより治療されることもある.術後適切な抗生剤投与と,抗Trypsin作用をもつとされているTrasylol等の投与により,膵に加えた手術侵襲による急性膵炎の発症を予防するよう考慮する必要がある.術後合併症として,内瘻造設を行なつた場合大出血をおこすことがあり注意を要する.
 真性嚢胞は,先天性のものもあるが多くは後天的のもので,なかでも腫瘍の性格をもつ膵嚢胞腺腫,膵嚢胞腺癌が問題である.

学会印象記

第54回日本消化器病学会

著者: 上垣恵二 ,   浅見恵司

ページ範囲:P.1069 - P.1071

 日本消化器病学会第54回総会は4月5日から7日までの3日間,九大内科桝屋富一教授を会長に福岡市民会館と県農協会館で開催された.学会内容はシンポジウム4,パネルディスカッション2,一般演題290,展示57という規模で,食道,胃,腸,肝,胆,膵,脾,門脈など消化器全般にわたつて広範な問題がとりあげられたが,桝屋会長の英断のもとに,主題は6題に限定された.そのなかから腹部外科領域と関連の深い問題をひろつてみると,以下のようになる.

海外だより

英国の救急医療制度

著者: 四方淳一

ページ範囲:P.1072 - P.1075

 ロンドンには,King Edwa-rd's Hospital Fund for Lon-donという機関がある.これは英国王室より資金が出て,病院事業にいろいろの援助を行なうものである.その機関が発行しているパンフレットの中で病院というものについて次のようにいつている.すなわち,良い病院とは何か? それは科学と慈善,能率と人道の間のバランスが最良に保たれているものであり,根本的には健康人が病人を助けるというより以外の何物でもない,と.

雑感

早くから生きた患者に接する制度を—Dr.Copeの医学教育改革論に思う

著者: 山崎善弥

ページ範囲:P.1078 - P.1080

 青医連,医学生の登録医制反対デモ,医師国家試験ストライキなど日本の医学教育,医療の混乱と紛糾はその極に達したかの感がある.これらの危機が早く乗り越えられて,革新的な医者づくり政策,医療制度の確立が切望される.このさい,著者が,1昨年秋より米国ボストンのハーバード大学外科研究員として過した1年有余の間に見聞しえた米国医学教育の動向について紹介したい.
 私のボスDr.Oliver Copeは,ハーバード大学外科教授として,医学生から1956年医聖として選ばれるほど尊敬された熱心な教育者であり,MIT(マサッチュセッツ工科大学)教授Jerrald Zachariasと共同で"MedicalEducation Reconsidered"と題する将来の医学教育革新の青写真を1966年に書いておられた.

外国文献

破傷風,他

ページ範囲:P.1081 - P.1084

 本症(T)に高圧酸素(HBO)が有効であることはPascale(JAMA 189:408,1964)ら1964年ごろからいわれ,本邦でも賛成者が多いようだ.しかし周知のように,Brummelkamp一派のように効果が殆どないというものも少くなく,必ずしも意見が一致しているわけではない.Milledge(JAMA 203:875,1968)は8例(neo-nate 3,小児3,成人2),Patel分類(lnd.J.Med.Sci.13:834,1959)4〜5度という重症(この期間に中等症3例が別にあつて,HBO以外の従来法で救われた)を,いわゆるone-man chamber(長8フィート,幅2.5フィート),1000lO2,圧2psi/min-34 psi,90%酸素2時間という方法で治療.neonate 3例のうち2例はケイレンやや軽快したが3回の治療で死亡,1例は3回やつただけで効少く,他法に変へ救わる.小児3例のうち2例は治療中に呼吸,心拍停止して死亡,1例はHBO全く無効,他法で救われた.成人2例は全く無効で死亡,つまり室内でケイレンつよくなり中止のやむなきに到るもの多く,多少効果があつても病像を好転せしめえない.CO2を加えた方が却つて効果大でケイレンが大いにへる.

手術手技

胃瘻のつくり方

著者: 川俣建二

ページ範囲:P.1092 - P.1097

はじめに
 胃に瘻孔をつくる目的は,主として栄養物を直接胃に補給するためである.すなわち胃・噴門部より上部の消化管に通過障害があると,口から食事を餌ることができなくなるので,胃瘻をつくつて,そこから栄養物を入れようとするものである.
 臨床的にはじめて胃瘻をつくつたのはSédellot(1839)であるといわれるが,これが普通に行なわれるようになつたのはWitzel(1891)の報告以来である.

症例

胃潰瘍穿孔に合併したTreitzヘルニア(Trans-omental合併)の1例

著者: 水島嘉平 ,   住吉章 ,   西代博之

ページ範囲:P.1099 - P.1101

 著者等は最近胃潰瘍穿孔患者に偶然発見されたTreitz-Hernia(Trans-Omental合併)の稀有な1例を経験したのでここに報告する.

乳腺結核の1例

著者: 豊田尚幸 ,   堀内澄 ,   小関哲夫 ,   中井渉

ページ範囲:P.1103 - P.1105

はじめに
 結核は全身疾患であり乳腺が 冒かされることは比較的少ないといわれている.本疾患については1829年Astley Cooper1)がその第1例を報告したのが初めてで,外国では1959年迄に約540例の報告2)があり,本邦では明治25年三宅教授の第1例報告以来昭和35年迄約170例が報告されている.われわれは乳腺結核で腫瘍摘出後6年目に他側乳腺に再発した1例を経験したので報告する.

基本情報

臨床外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1278

印刷版ISSN 0386-9857

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