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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻8号

1968年07月発行

文献概要

特集 膵・胆・肝の外科

胆嚢捻転症の1例

著者: 若佐理1 原滋郎1

所属機関: 1佐渡総合病院外科

ページ範囲:P.1191 - P.1193

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はじめに
 胆嚢捻転症は急性外科的疾患で,通常早期の手術的治療が行なわれなければ死に至るものである.本症は1898年Wendelが23歳の女性における第1例を報告して以来,欧米では,Carterら1)によるとほぼ200例が報告されているというが,わが国においては,昭和7年横山2)の報告以来現在まで29例を数えるにすぎず,まれな疾患に属するものである.
 私共は当病院において,64歳の女性で穿孔性腹膜炎(急性虫垂炎)の診断のもとで開腹したところ,本症なることが判明し,胆嚢摘出術を施行して軽快せしめえた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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