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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻1号

1969年01月発行

症例

急性非特殊性局所性腸炎の経験

著者: 中隆1 相川公太郎1 新野武吉1 倉西久雄1

所属機関: 1金沢聖霊病院外科

ページ範囲:P.129 - P.133

文献概要

はじめに
 Combe and Saunders(1806)が,A.Singular Case of Stricture and thickening of the ileusなる疾患で初めて当疾患を報告し,Moore(1882)が組織学的検査をした.その後Caohn,Ginzbergや,Oppenheimer等のRegional ileitisなる新名称が唱えられてから続々発表されるようになつて来た.わが国でも塩田氏のこれに関する研究発表があり,腸管蜂窠織炎または「クローン」氏病との関係についていろいろ論議されてきた.
 当金沢聖霊病院で最近5年間に65人を経験した.いずれも術前病名は虫垂炎または,腸閉塞にて,術前該疾患を疑われたものは6例に過ぎない.その中腸切除24例,非切除41例.以上の症例を以て検索を進めたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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