文献詳細
症例
文献概要
はじめに
Combe and Saunders(1806)が,A.Singular Case of Stricture and thickening of the ileusなる疾患で初めて当疾患を報告し,Moore(1882)が組織学的検査をした.その後Caohn,Ginzbergや,Oppenheimer等のRegional ileitisなる新名称が唱えられてから続々発表されるようになつて来た.わが国でも塩田氏のこれに関する研究発表があり,腸管蜂窠織炎または「クローン」氏病との関係についていろいろ論議されてきた.
当金沢聖霊病院で最近5年間に65人を経験した.いずれも術前病名は虫垂炎または,腸閉塞にて,術前該疾患を疑われたものは6例に過ぎない.その中腸切除24例,非切除41例.以上の症例を以て検索を進めたいと思う.
Combe and Saunders(1806)が,A.Singular Case of Stricture and thickening of the ileusなる疾患で初めて当疾患を報告し,Moore(1882)が組織学的検査をした.その後Caohn,Ginzbergや,Oppenheimer等のRegional ileitisなる新名称が唱えられてから続々発表されるようになつて来た.わが国でも塩田氏のこれに関する研究発表があり,腸管蜂窠織炎または「クローン」氏病との関係についていろいろ論議されてきた.
当金沢聖霊病院で最近5年間に65人を経験した.いずれも術前病名は虫垂炎または,腸閉塞にて,術前該疾患を疑われたものは6例に過ぎない.その中腸切除24例,非切除41例.以上の症例を以て検索を進めたいと思う.
掲載誌情報