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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻10号

1969年10月発行

文献概要

特集 緊急手術の手技・Ⅱ

急性膵炎

著者: 若林利重12

所属機関: 1東京警察病院外科 2東京大学

ページ範囲:P.1347 - P.1350

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 急性膵炎は血清,尿アミラーゼ値の高度の上昇があれば診断は容易であるが現実には必ずしも簡単に診断をくだせない場合がある.いわゆる急性腹症として緊急手術を行なつてはじめて急性膵炎とわかる場合がしばしばある.急性膵炎は胆石症,胆嚢炎と合併することが比較的多く,胆道疾患として開腹される場合も多い.
 急性膵炎の疑で開腹する場合,全身状態さえ許せば全麻のもとに開腹するのが手術の操作は容易である.全麻が危険と思われる場合には局麻を用いる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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