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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻10号

1969年10月発行

文献概要

特集 緊急手術の手技・Ⅱ

腸管通過障害

著者: 掛川功一1

所属機関: 1日本医科大学斉藤外科教室

ページ範囲:P.1351 - P.1355

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はじめに
 救急処置を要する腸管通過障害,すなわちイレウスであるが,一口にイレウスといつてみてもその病態は多彩であつて,臨床症状,対応処置にも差異がある.開腹術後の腸癒着が原因となるばあいもあるし,先天的異常,腫瘍,結核,異物,瘢痕,腸運動,等々さまざまなものが原因となり得る.また激烈なる急性症状を伴う複雑性イレウスは,しばしば生命を危機にさらしだす.慢性の症状下に経過している腸癒着症も一たびイレウスを起こせば直ちに救急処置を必要とする.
 イレウスに対するわれわれが日常行なつている処置についてのべてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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