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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻10号

1969年10月発行

文献概要

症例

脊髄症状をあらわすことなく終つた軸椎ヘパトームの症例

著者: 山内健嗣1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1443 - P.1448

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はじめに
 山際が原発性肝癌をHepatomとCholangiomに分類したのを始め,肝癌について本邦には多数の業績がある.欧米に比して我が国では肝癌が悪性腫瘍中に占める割合が大きいにもかかわらず,Hepatomの肝外転移は少ないものとされており骨転移の報告も少ない.
 私はHepatomの,高度の骨破壊を来しながら脊髄症状をあらわすことなく終つた頸椎転移例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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