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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻11号

1969年11月発行

文献概要

グラフ

医用サーモグラフィ(熱像法)—1 原理と応用

著者: 藤正巌1

所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設

ページ範囲:P.1461 - P.1466

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サーモグラフイ(熱像法)とは物体の表面の温度分布を図または写真として表わして研究する方法である.古来より医学領域では体温は病気の診断の重要な手がかりの一つであり,体内部の温度は体温計によつて古くから計測されていたが,体表面温度は熱電対やサーミスタを利用して部分的に計測されているにすぎなかつた.最近電子工学の進歩により,温度と関係ある赤外線エネルギーを計測し,物体の表面温を指示する赤外放射温度計が開発され,非接触法による物体表面温の計測が急速に進歩しはじめている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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