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グラフ
医用サーモグラフィ(熱像法)—1 原理と応用
著者: 藤正巌1
所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設
ページ範囲:P.1461 - P.1466
文献購入ページに移動サーモグラフイ(熱像法)とは物体の表面の温度分布を図または写真として表わして研究する方法である.古来より医学領域では体温は病気の診断の重要な手がかりの一つであり,体内部の温度は体温計によつて古くから計測されていたが,体表面温度は熱電対やサーミスタを利用して部分的に計測されているにすぎなかつた.最近電子工学の進歩により,温度と関係ある赤外線エネルギーを計測し,物体の表面温を指示する赤外放射温度計が開発され,非接触法による物体表面温の計測が急速に進歩しはじめている.
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