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特集 腸瘻の問題点
腸瘻造設の手技
著者: 西村光郎1
所属機関: 1虎の門病院腹部外科
ページ範囲:P.1483 - P.1488
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腸瘻造設の手技は簡単で,外科手術の初歩の時期に修得する場合が多いが,同程度の手技を要する他手術に比して日常遭遇する頻度が遙かに少ない.たまたま本手術を実施する必要に迫られる場合は緊急の際でかつpoor riskの場合も多く,また困難な手術症例の後に追加手術として用いられることがあるので,術前にこの手術に対する準備不足のまま手術に追い込まれ,術後の合併症や管理の困難さに当面することがないとはいえない.以下簡潔に手技の要点を適応と絡み合わせて記載する.
腸瘻造設の手技は簡単で,外科手術の初歩の時期に修得する場合が多いが,同程度の手技を要する他手術に比して日常遭遇する頻度が遙かに少ない.たまたま本手術を実施する必要に迫られる場合は緊急の際でかつpoor riskの場合も多く,また困難な手術症例の後に追加手術として用いられることがあるので,術前にこの手術に対する準備不足のまま手術に追い込まれ,術後の合併症や管理の困難さに当面することがないとはいえない.以下簡潔に手技の要点を適応と絡み合わせて記載する.
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