文献詳細
文献概要
グラフ
医用サーモグラフィ(熱像図)—Ⅱ 臨床応用と熱像図のカラー表示
著者: 藤正巌1 桜井靖久1
所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設
ページ範囲:P.1601 - P.1605
文献購入ページに移動今まで医師は疾患の診断の一助として,体温を計測してきた.体温は,体の深部の温度であり,人体ではほぼ一定に保たれている.一方,体表面の温度分布は,医師が触診によって熱感を触知していただけで,体全体の表面温のパターンを診断のために役立てることはなかった.最近に至り,赤外放射温度計を利用した,赤外放射カメラの発展によって.体表温のパターンが知られるにつれ,その臨床医学への応用が始められている.
掲載誌情報