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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 全身状態とSurgical Risk

高血圧,脳出血,脳軟化のSurgical Riskと麻酔

著者: 尾山力1 木村邦之1

所属機関: 1弘前大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.1633 - P.1638

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はじめに
 最近高齢者で手術を受けるものが多くなつており,その中には高血圧を伴つているものもあり,脳出血や脳軟化のような重篤な脳血管障害を経過したものも決して稀ではない.手術の後で脳卒中発作を起した症例も少数ながら報告され1-8),高血圧患者や脳出血患者の手術準備や麻酔が重視されてきた.さらに本邦でも脳出血急性期の外科的治療が行なわれてきている9)10)
 筆者は高血圧患者や脳出血,脳軟化の既往歴のある患者の術前評価ならびに手術危険度について述べ,またこれらの患者の麻酔についても考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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