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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 全身状態とSurgical Risk

肝障害とSurgical Risk

著者: 水戸廸郎1 石塚玲器1 江端英隆1 葛西洋一1

所属機関: 1北海道大学医学部第一外科学教室

ページ範囲:P.1669 - P.1677

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まえがき
 肝臓は生体内で最大の臓器であり,その機能は,生化学的には生合成,排出,循環,解毒,造血および血液凝固などに関与し,とくに物質代謝の中心として,生体維持のエネルギーの供給源である.
 従つて,肝臓は外科的侵襲(Surgical Trauma)後の生体の回復過程で全身的要因として,最も重要な役割を果すもので,術前に,すでに,肝障害を合併するさいには,術後,肝不全,肝腎症候群などの合併率も高く,かつ治癒過程も遷延することになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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