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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻2号

1969年02月発行

文献概要

特集 乳腺疾患—その診療の進歩

乳腺疾患診療の問題点

著者: 島田信勝1

所属機関: 1慶応大学医学部外科

ページ範囲:P.175 - P.178

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Ⅰ.診断に関すること
 近年われわれが遭遇する乳癌は,かなり早期のものが多く,それだけに診断もとみに困難を極める場合がしばしばである.付表は最近の10年間の慶大外科教室において手術した乳腺腫瘍1377例の内訳である.従来乳腺症としてあつかわれていたものは組織学的にはAdenosis, Cystic disease, Intraductal papilloma, Fibrous diseaseとしてあつかわれるようになり,組織像と臨床所見との比較検討により,かなり臨床診断としてとり入れられている.以下各疾患の臨床および検査上の特徴ある点を列記し,われわれの経験を主として乳癌との鑑別要点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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