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論説
低血圧時の乳酸代謝および血液酸塩基平衡の変動について
著者: 吉竹毅1 三枝正裕1 常本実2 大島正浩2 野口輝彦2 松尾準雄2
所属機関: 1東京大学医学部胸部外科教室 2国立小児病院
ページ範囲:P.273 - P.277
文献購入ページに移動低血圧は一般に有効循環血液量または心搏出量の減少あるいは循環血液量に比し血管床のいちじるしい拡大により起こるとされている1).この時のHemodynamicの変化により当然代謝も変化する.われわれは低血圧症状を呈した小児先天性心臓疾患患者について,前者の原因による低血圧としてHemorrhagicおよびCardiogenic Hypotension,後者によると考えられるBacteremic Hypotensionについて,乳酸代謝の変化およびそれに由来する血液酸塩基諸量の変動を比較し,さらに低血圧の予後との関係について検討したので報告する.
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