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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻3号

1969年03月発行

グラフ

食道および噴門部のX線二重造影像

著者: 小林誠一郎1 羽生富士夫1 山田明義1 鈴木博孝1 野本高志1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.295 - P.302

文献概要

 われわれ外科医は,日常数葉のX線写真から手術適応(もちろん局所的適応であるが),術式の選定それに伴う危険性,ひいては予後に至るまで慎重に判断する必要がある.したがって消化管のX線診断に際しては,病変の発見はもちろんのことであるが,発見された病変をいかに処置するかの判断を的確に下し得るように描写することが重要である.病変の性状,範囲を知る上には二重造影による写真が極めて有用であることは衆知の如くである.胃の二重造影に関しては.技術およびその利点.欠点等にっいて,白壁教授をはじめとする諸賢の業蹟があり、今更述べるまでもないが,われわれはここで,外科的立場より見たX線診断の上での二重造影の必要性について,食道および噴門部を中心として言及してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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