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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻4号

1969年04月発行

文献概要

特集 緊急手術適応のきめ手

吐血,下血

著者: 村田勇1 広野禎介1

所属機関: 1富山県立中央病院外科

ページ範囲:P.489 - P.496

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はじめに
 消化管よりかなりな出血がおこると,吐血,下血となってあらわれるが,一般に,吐血,下血といつても,その出血の部位,出血をおこす原疾患,出血の程度など,症例により種々であり,それらの鑑別は困難なことが多い.また,吐血,下血をきたす消化管出血は,しばしばショック症状を伴い,迅速かつ適切なる救急処置を必要とするので,臨床医とくに外科医にとって,極めて重要な疾患のひとつである.
 本稿では,実際に吐血,下血患者に遭遇した場合,いかに診断をくだし,どのような処置を講ずべきかにつき,われわれの経験をもとにして概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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