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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻5号

1969年05月発行

文献概要

特集 臨床麻酔の問題点

脊椎麻酔での注意

著者: 大熊佳晴1 浅原広澄1 松田功1 地葉幸泰1 伊地知紀子1

所属機関: 1都立墨東病院麻酔科

ページ範囲:P.617 - P.621

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はじめに
 脊椎麻酔(以下脊麻)は,大がかりな器具を要せず,手技も簡単なことから,わが国では依然臨床医にもっとも親しまれている麻酔法であるが,その反面,その実施に際して,少なからず危惧の念を抱く人があるのも事実である.それは,せつかく,脊麻をやつたにもかかわらず時として効きめの悪い例や,さらには,いわゆる脊麻ショックなど致命的な事故が皆無ではないからであろう.
 ここでは,全般的な詳しい記載は成書にゆずり,脊麻下の手術を行なう上に最低限の線として,これら2点を中心として「脊麻での注意点」を考察してみようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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