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特集 臨床麻酔の問題点
高血圧や異常心電図のある患者の麻酔
著者: 岩淵汲1
所属機関: 1東京女子医科大学麻酔科
ページ範囲:P.641 - P.645
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高血圧を伴なう患者は,自律神経の異常,細動脈の硬化があるものが多く,麻酔中の血圧の変動が大きく,術前に行なわれた内科的治療が麻酔に影響を与える.また副腎性高血圧症では麻酔管理上特別の配慮が必要である.心電図に異常のあるものではST.Tの変化が主として現われる心筋障害のあるものがもつとも問題となる.
高血圧を伴なう患者は,自律神経の異常,細動脈の硬化があるものが多く,麻酔中の血圧の変動が大きく,術前に行なわれた内科的治療が麻酔に影響を与える.また副腎性高血圧症では麻酔管理上特別の配慮が必要である.心電図に異常のあるものではST.Tの変化が主として現われる心筋障害のあるものがもつとも問題となる.
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