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文献概要
特集 臨床麻酔の問題点
気道内分泌物多量の患者の麻酔
著者: 塩沢茂1
所属機関: 1関東労災病院麻酔科
ページ範囲:P.647 - P.652
文献購入ページに移動はじめに
従来,気道内分泌物多量の患者は,麻酔管理がもつとも困難なものの一つであり,また術後の経過も良くなかつた.しかし,最近になつてこれらの患者の麻酔にさいしてあまり困難を感じなくなってくるとともに術後経過も円滑になつてきた.これはフローセンの登場など麻酔剤の進歩もさることながら,近年における術前および術後療法の画期的な発展によるところが大きい.以下これらの患者の麻酔について最近の進歩した諸点を中心に述べてみようと思う.
従来,気道内分泌物多量の患者は,麻酔管理がもつとも困難なものの一つであり,また術後の経過も良くなかつた.しかし,最近になつてこれらの患者の麻酔にさいしてあまり困難を感じなくなってくるとともに術後経過も円滑になつてきた.これはフローセンの登場など麻酔剤の進歩もさることながら,近年における術前および術後療法の画期的な発展によるところが大きい.以下これらの患者の麻酔について最近の進歩した諸点を中心に述べてみようと思う.
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