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文献詳細

雑誌文献

臨床外科24巻5号

1969年05月発行

特集 臨床麻酔の問題点

アンケート

肝機能下降の患者の麻酔はどうするか

著者: 国友桂一1

所属機関: 1岡山大学医学部中央手術部

ページ範囲:P.674 - P.674

文献概要

 肝機能障害患者の麻酔をする場合,まず重要なことは単に肝機能検査成績を読むだけではなく,患者全体のRiskを判定することである.肝機能検査の中でとくに重要なものは,BSP試験,血清Albumin,血清Transaminase, Pseudocholines-terase検査である.
 前投薬は,Pethidine(オピスタン),アトロピンの併用が望ましく,普通使用量の1/2〜1/3に減量する.Morphineは,胆道疾患患者および胆嚢別出の既往のある患者には好ましくない.Chlorpromazine,とくにCocktail M1は肝障害患者の前投薬として適当でない.ラボナ錠は肝機能障害高度な患者には投与しない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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