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Mooreが1948年にはじめて放射性同位元素(RI)を脳腫瘍の局在診断に応用してから約20年の間に,この方面の研究の進歩はめざましいものがある.とくに,高度の解像力をもち,短時間に象をつくりうることによって被検臓器のRI分布を動的に観察したいという要求に応じて,最近開発されたシンチレーションカメラの応用は,99mmTcその他の短半減期RIの使用とあいまつて脳スキャンの応用範囲を拡大し,診断精度を一層向上させるものとして大きな期待がもたれる.
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