文献詳細
カラーグラフ
文献概要
従来のX線写真といえば,白黒の濃度差によって診断根拠が得られるとするのが,一般的概念であった.しかし,これを色彩によって判別することが可能であれば,その表現差は,更に増大するであろうことは想像される.X線写真のカラー化は,以前から着眼され,1951年,Donovan,同じく高橋(信)らによって既に試みられ,その後,種々の研究が続けられたが,近年,技術の進歩によって著しい発展を見,漸く実用化の時代に入りつつあるように思われる.
掲載誌情報