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特集 熱傷の早期治療 総説
熱傷の合併症
著者: 添田周吾1
所属機関: 1東京大学医学部形成外科
ページ範囲:P.1511 - P.1517
文献購入ページに移動 広範囲熱傷はショックをはじめ呼吸器,循環器,腎などの不令,代謝の変動・感染などさまざまの病態生理の変動を伴う全身性疾患とも考えられるものである.熱傷による大きなストレス,大量の輸液輸血,長期間の臥床,何回もの麻酔や手術などを要し,その間にさまざまの全身的および局所的合併症を生じ得る.
合併症のうちには感染のごとく必然的といつてもよい位に起こるもの,肺水腫・腎不全などのごとく輸液などの治療と複雑にからみあつているもの,血清肝炎のように治療によつて生じたものなどもある.
合併症のうちには感染のごとく必然的といつてもよい位に起こるもの,肺水腫・腎不全などのごとく輸液などの治療と複雑にからみあつているもの,血清肝炎のように治療によつて生じたものなどもある.
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