文献詳細
文献概要
特集 熱傷の早期治療 総説
集団熱傷の取扱い方について
著者: 大矢英次郎1
所属機関: 1京都第一赤十字病院第一外科
ページ範囲:P.1519 - P.1529
文献購入ページに移動はじめに
巷にサイレンの音高く救急車の行き交う度合は日々増加し,新聞紙上あるいはテレビ,ラジオで報道されている災害事故は年々増えつつあることは明らかである.われわれ熱傷を研究するものにとつてその関心もまた大といわざるを得ない.
熱傷の発生は通常その80%前後は家庭内で起こり,而も幼児の発生が多いことから,その予防に関しては,すでに再三論じてきており,また夏季に多発する労働災害による熱傷予防対策や,老人熱傷の予防対策についてもすでに発表してきた.
巷にサイレンの音高く救急車の行き交う度合は日々増加し,新聞紙上あるいはテレビ,ラジオで報道されている災害事故は年々増えつつあることは明らかである.われわれ熱傷を研究するものにとつてその関心もまた大といわざるを得ない.
熱傷の発生は通常その80%前後は家庭内で起こり,而も幼児の発生が多いことから,その予防に関しては,すでに再三論じてきており,また夏季に多発する労働災害による熱傷予防対策や,老人熱傷の予防対策についてもすでに発表してきた.
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