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特集 熱傷の早期治療 各論
電撃傷時の熱傷
著者: 藤田五郎1
所属機関: 1自衛隊衛生学校
ページ範囲:P.1535 - P.1537
文献購入ページに移動はじめに
電撃傷時の熱傷には,化学的熱傷とともにspecial type of burnsとして考えなければならない熱傷局所の問題のほかに,電流が人体に与える系統的影響を無視することはできない.電撃傷時の熱傷には,この主として内臓の障害を伴う系統的影響を早期に処置しなければならない症例が多いからである.
実際問題として,電流強度の程度によつて人体にどんな障害を与えるのかということを念頭に入れておくことがたいせつであると思う.Koeppenの分類が理解しやすいので記してみる.
電撃傷時の熱傷には,化学的熱傷とともにspecial type of burnsとして考えなければならない熱傷局所の問題のほかに,電流が人体に与える系統的影響を無視することはできない.電撃傷時の熱傷には,この主として内臓の障害を伴う系統的影響を早期に処置しなければならない症例が多いからである.
実際問題として,電流強度の程度によつて人体にどんな障害を与えるのかということを念頭に入れておくことがたいせつであると思う.Koeppenの分類が理解しやすいので記してみる.
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