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論説
急性動脈閉寒症例とその外科的治療について
著者: 西島早見1
所属機関: 1徳島大学医学部第一外科
ページ範囲:P.1571 - P.1579
文献購入ページに移動はじめに
最近血管外科の進歩普及とともに各種の血管疾患に対して直達的手術療法が加えられるようになり,優れた成績が報告1)2)3)されている.そのうち,四肢動脈の急性閉塞を呈する疾患は救急的処置が必要であつて,できるだけ早期に適切な血行再建術を施行し患肢を温存させることが大切であるが,実地臨床面からすると解決すべき問題が少なくない.
わが教室においても最近血管疾患に対して積極的に再建手術を施行してきたが,そのうち急性動脈閉塞例について観察し,とくに外科治療上の問題点について検討を行なつたので報告し,渚賢のご批判を仰ぎたい.
最近血管外科の進歩普及とともに各種の血管疾患に対して直達的手術療法が加えられるようになり,優れた成績が報告1)2)3)されている.そのうち,四肢動脈の急性閉塞を呈する疾患は救急的処置が必要であつて,できるだけ早期に適切な血行再建術を施行し患肢を温存させることが大切であるが,実地臨床面からすると解決すべき問題が少なくない.
わが教室においても最近血管疾患に対して積極的に再建手術を施行してきたが,そのうち急性動脈閉塞例について観察し,とくに外科治療上の問題点について検討を行なつたので報告し,渚賢のご批判を仰ぎたい.
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