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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻10号

1970年10月発行

文献概要

症例

先天性内頸動脈閉塞およびFallot四徴症に合併した小児脳膿瘍の1治験例—その手術法に関する工夫を中心に

著者: 田中忠良12 渡辺浩策3

所属機関: 1山口大学医学部第2外科 2宇部興産中央病院外科 3宇部興産中央病院脳神経外科

ページ範囲:P.1609 - P.1615

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 近年抗生物質の発達と共に,炎症性疾患の治療成績は飛躍的に向上しているが,小児脳膿瘍の治療成績は,診断の困難なことと相まつて芳しいものではない.ことに先天性心疾患に合併した場合,とくに診断が難かしく,重症心疾患を有しているために予後不良である.
 われわれは,Fallot四徴症に先天性内頸動脈閉塞症を合併した,8歳男児の脳膿瘍を経験しその手術方法に一工夫をこらし,良好な結果を得たので,その詳細を報告すると共に,文献的考察を加えて見た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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