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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻11号

1970年11月発行

文献概要

論説

副腎皮質ステロイドホルモンと結腸潰瘍穿孔

著者: 渡辺裕1 岩橋寛治1 岡木好史1 黄秋雄1

所属機関: 1大津赤十字病院外科

ページ範囲:P.1745 - P.1749

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 副腎皮質ステロイドホルモンが臨床的に用いられるようになつてがら20年以上も経過し,その種類,適応も拡大し,投与方法も改善されたが,なお種々の副作用がみられる.消化管に関しても前駆症状なしに出血,潰瘍,穿孔がみられ,その処置に難渋を覚え,外科手術後も経過がはかばかしくないことがある.われわれも長期間のステロイド療法中に胃穿孔をきたした症例を経験しているが,結腸穿孔は少ないのであえて報告し,諸賢の参考に供したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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