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特集 Silent Disease
肝,胆,脾のSilent Disease
著者: 葛西洋一1 水戸廸郎1 中西昌美1 柴田茂2
所属機関: 1北海道大学医学部第一外科 2北海道大学医学部放射線科
ページ範囲:P.1853 - P.1861
文献購入ページに移動肝,胆,脾領域の病変では,その病態像に対応する臨床所見が進行期,ないしは末期になるまであらわれないことが多いので,Silent stageでの診断は一般的に困難である.
また,良性病変でSilent Diseaseとなる場合には,その手術適応が問題になるが,Blalock(1924)3)は胆嚢癌と診断されたものに手術的侵襲を加えることは無意味であるから,胆石症に対して予防的胆嚢摘除をする以外に救命の道はないといつている.しかしながら,Silent Diseaseとしての胆石症の手術適応の判定には問題があろう.
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