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特集 Silent Disease
大腸・肛門のSilent Disease
著者: 北條慶一1
所属機関: 1国立がんセンター外科
ページ範囲:P.1873 - P.1882
文献購入ページに移動はじめに
Silent Diseaseという概念は漠然としているが,症状が乏しくまたは無症状で,そのために偶然に発見され,あるいは,症状発現までの期間が長く,初発症状の出現までその疾患を発見するに足る主症状を示さないもので,しかも,外科的治療の是非が問題となる疾患と解釈すると,ポリープ(ポリポージス),憩室(症),さらにカルチノイドを初めとする悪性疾患などが,大腸肛門領域におけるSilent Diseaseとしてあげられよう.
ここに,私どもの症例を供覧し,それらの疾患について検討を加えてみたいと思う.
Silent Diseaseという概念は漠然としているが,症状が乏しくまたは無症状で,そのために偶然に発見され,あるいは,症状発現までの期間が長く,初発症状の出現までその疾患を発見するに足る主症状を示さないもので,しかも,外科的治療の是非が問題となる疾患と解釈すると,ポリープ(ポリポージス),憩室(症),さらにカルチノイドを初めとする悪性疾患などが,大腸肛門領域におけるSilent Diseaseとしてあげられよう.
ここに,私どもの症例を供覧し,それらの疾患について検討を加えてみたいと思う.
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