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特集 手術と出血対策Ⅰ
麻酔中の出血と循環管理
著者: 山村秀夫1 清水礼寿1
所属機関: 1東京大学医学部麻酔科学教室
ページ範囲:P.175 - P.181
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麻酔中に患者の生命の安全を図るために,細心の注意をもつて行なわなければならない最も重要な仕事は,呼吸および循環の管理であり,外科的手術には量の多少を問わず出血が伴うものであるから,それにどのように対処していくかということは循環の管理において最も重要な部分を占めるものである.出血に対しては原則として輸血や輸液が行なわれるが,そのためには,出血,輸血,および輸液の病態生理に関する正しい知識を必要とする.
麻酔中に患者の生命の安全を図るために,細心の注意をもつて行なわなければならない最も重要な仕事は,呼吸および循環の管理であり,外科的手術には量の多少を問わず出血が伴うものであるから,それにどのように対処していくかということは循環の管理において最も重要な部分を占めるものである.出血に対しては原則として輸血や輸液が行なわれるが,そのためには,出血,輸血,および輸液の病態生理に関する正しい知識を必要とする.
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