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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻2号

1970年02月発行

文献概要

特集 手術と出血対策Ⅰ

脳動脈瘤手術における出血対策

著者: 都留美都雄1

所属機関: 1北海道大学医学部脳神経外科学教室

ページ範囲:P.183 - P.186

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はじめに
 脳の動脈瘤として手術の対象となるのは,いわゆる先天性動脈瘤と呼ばれるもので,先天的に動脈管に弱い部分があるか,あるいは胎生期に存在して出生後消失する運命にあつた動脈の痕跡が生後も残り,その様なものは発育も不充分で弱いので,長年月の間に動脈瘤が形成されるというようなわけで,動脈瘤の壁は非常に薄くなつており,非常に破裂し易いものである.従つて動脈瘤の手術を行なうに当つては,常にその破裂することを前提にして準備することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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