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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻2号

1970年02月発行

文献概要

特集 手術と出血対策Ⅰ

肺手術における出血対策

著者: 鈴木千賀志1 助野忠義1

所属機関: 1東北大学医学部外科

ページ範囲:P.213 - P.219

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はじめに
 今日では輸血,補液法がいちじるしく発達し,血液の入手も容易になつたとはいえ,手術中および手術後の出血量をいかにして少なくするかということは,外科医にとつては依然として重要な課題である.
 とくに血管が主要な構成分をなしている肺の手術においては,肺門の処理にさいしてかなりの出血がみられるほか,肺手術の適応とされる肺結核をはじめ肺癌であれ,肺?胞症または気管支拡張症であれ,感染を伴うものが多いので,多少高度な胸膜癒着がみられるものが多いが,胸膜癒着剥離部から多かれ少なかれ出血がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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