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特集 手術と出血対策Ⅰ
心臓の出血対策
著者: 曲直部寿夫1 宮本巍1
所属機関: 1大阪大学医学部第一外科
ページ範囲:P.225 - P.230
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一般に手術における出血対策としては,いうまでもなくできるだけ出血させないように手術手技を遂行することを原則とする.すなわち手術部位の局所解剖,特に血管の分岐および走行を知ることにより無駄な血管の損傷をさけ,手術を円滑に行なうことが手術手技上の出血対策として最も必要なことである.
心臓そのものの手術にさいしては血液循環の根源を操作するだけに手術手技に関して,慎重な考慮がもし欠如するならば,出血により直ちに生命の危機に連なる故に厳重な注意の上にさらに注意を重ねるべきである.
一般に手術における出血対策としては,いうまでもなくできるだけ出血させないように手術手技を遂行することを原則とする.すなわち手術部位の局所解剖,特に血管の分岐および走行を知ることにより無駄な血管の損傷をさけ,手術を円滑に行なうことが手術手技上の出血対策として最も必要なことである.
心臓そのものの手術にさいしては血液循環の根源を操作するだけに手術手技に関して,慎重な考慮がもし欠如するならば,出血により直ちに生命の危機に連なる故に厳重な注意の上にさらに注意を重ねるべきである.
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