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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻2号

1970年02月発行

文献概要

特集 手術と出血対策Ⅰ

心臓の出血対策

著者: 曲直部寿夫1 宮本巍1

所属機関: 1大阪大学医学部第一外科

ページ範囲:P.225 - P.230

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はじめに
 一般に手術における出血対策としては,いうまでもなくできるだけ出血させないように手術手技を遂行することを原則とする.すなわち手術部位の局所解剖,特に血管の分岐および走行を知ることにより無駄な血管の損傷をさけ,手術を円滑に行なうことが手術手技上の出血対策として最も必要なことである.
 心臓そのものの手術にさいしては血液循環の根源を操作するだけに手術手技に関して,慎重な考慮がもし欠如するならば,出血により直ちに生命の危機に連なる故に厳重な注意の上にさらに注意を重ねるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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