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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻3号

1970年03月発行

文献概要

グラフ

乳癌における胸骨旁リンパ節転移の診断—ラジオコロイドによる

著者: 山本泰久1 藤井康宏1 中川潤1 松尾慎一郎1

所属機関: 1岡山大学医学部第一外科学教室

ページ範囲:P.295 - P.298

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乳癌におけるリンパ流,リンパ節転移についてはHandley, Turner-Warwickらによつて研究され,最近ではSchenckによつてparasternal scintigramによる診断法の報告がみられている.胸骨旁転移の診断は内胸動脈や静脈撮影など,間接的方法では,そのリンパ節が非常に小さいため正確を期しがたく困難である.上腕より行なうリンパ管造影法では腋窩,鎖骨下リンパ節など比較的正確に診断しうるが,胸骨勇の診断を下すことはできない。私達は,Schenckの方法をmodifyしたparasternal scintigramを行なつたが,胸骨勇のみならず鎖骨上や鎖骨下リンパ節の像も得ることができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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