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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻4号

1970年04月発行

文献概要

特集 心臓と血管の外科 論説と症例

修正大血管転位症の経験(右胸心,心室中隔欠損症,肺動脈狭窄症合併例)

著者: 松浦雄一郎1 中村俊吾1 島筒志郎1

所属機関: 1広島大学医学部外科学第一教室

ページ範囲:P.489 - P.494

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 修正大血管転位症は,大動脈が心室の前方から出,肺動脈は大動脈の後方にあり,大血管は正常人のように互いに交叉せず,完全大血管転位症に似ているが,心房,心室にも転位があるので機能的には大動脈は酸素化血液を,肺動脈は静脈血液を受けている状態を解剖学的特徴としている.
 著者らは最近,右胸心,心室中隔欠損症及び肺動脈狭窄を合併し,軽度チァノーゼを呈している修正大血管転位症に遭遇し,合併奇形の根治術を行なつたのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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