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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻4号

1970年04月発行

特集 心臓と血管の外科

論説と症例

体外環環におけるanoxic arrest法ならびに人為心室細動法—とくに心筋代謝を中心として

著者: 正津晃1 山本弘1 野沢達郎1 勝本慶一郎1 井上正1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科教室

ページ範囲:P.504 - P.513

文献概要

はじめに
 人工心肺装置を用いて開心術を行なう場合,心内所見を詳細にしらべ確実な手術を行なうため,および空気塞栓防止のために,任意心拍停止,あるいは人為心室細動は必要不可欠の手段である.このため従来つぎのような方法が行なわれてきた.
 (ⅰ)薬液注入法(クエン酸カリ1,2),アセチールコリン3)など)
 (ⅱ)上行大動脈単純遮断法(anoxic arrest)――常温または低体温灌流
 (ⅲ)冷却生食水により心表面より冷却4)
 (ⅳ)選択的冷却冠灌流法5)
 (ⅴ)人為心室細動法6,7)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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