文献詳細
文献概要
外科の焦点
転移性肺腫瘍の手術適応
著者: 吉村敬三1
所属機関: 1東京大学医学部胸部外科学
ページ範囲:P.603 - P.613
文献購入ページに移動はじめに
原発性肺腫瘍に対する肺切除療法が,多年にわたる多くの外科医の努力にも拘らず,その長期生存成績は必ずしも満足すべき成果が得られていないことは周知の事実である.
これに対し1939年BarneyおよびChurchillら19)が初めて腎悪性腫瘍の肺転移巣を肺切除後23年の長期生存例を得て以来,近年この問題についての発表が多く内外の文献でかなり注目をあつめている.
原発性肺腫瘍に対する肺切除療法が,多年にわたる多くの外科医の努力にも拘らず,その長期生存成績は必ずしも満足すべき成果が得られていないことは周知の事実である.
これに対し1939年BarneyおよびChurchillら19)が初めて腎悪性腫瘍の肺転移巣を肺切除後23年の長期生存例を得て以来,近年この問題についての発表が多く内外の文献でかなり注目をあつめている.
掲載誌情報