文献詳細
特集 外科領域における感染症
文献概要
はじめに
呼吸器系および胸腔内の外科的感染症の代表は肺化膿症および膿胸である.しかし最近は外科的肺疾患の様相も著しく異なり,肺化膿症特に原発性の型は外科療法の対象となるものが減少し,既存肺疾患に合併した続発性肺化膿症が増加しつつある.この中で肺結核,気管支拡張症に続発するものは減少しているが,肺癌に合併した化膿症の増加は見逃せない.これら疾患について現況を眺めながら予防と対策についての概要をのべることにする.
呼吸器系および胸腔内の外科的感染症の代表は肺化膿症および膿胸である.しかし最近は外科的肺疾患の様相も著しく異なり,肺化膿症特に原発性の型は外科療法の対象となるものが減少し,既存肺疾患に合併した続発性肺化膿症が増加しつつある.この中で肺結核,気管支拡張症に続発するものは減少しているが,肺癌に合併した化膿症の増加は見逃せない.これら疾患について現況を眺めながら予防と対策についての概要をのべることにする.
掲載誌情報