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論説
胆石症および胆嚢炎の検討—とくに胆道造影所見ならびに手術死亡例の考察
著者: 井出裕雄12 橋谷田一郎12 中西治12 飯田安彦12 工藤春雄12 大川共一3
所属機関: 1私学共済組合下谷病院外科 2日本医科大学第1外科 3北村山公立病院外科
ページ範囲:P.697 - P.705
文献購入ページに移動胆石症,胆嚢炎の外科的療法は今日ほぼ完成されたごとくであるが,今日といえども肝内結石症をはじめ必ずしもその治療は容易でなく,時に極めて治療に難渋し不幸死の転帰をとる症例に遭遇する場合も存する.私共は胆道疾患に際してはでき得る限り経皮胆道造影や術中,術後の胆道造影等を行なつて胆道の病態の把握につとめることに心掛けているが,今回は自験例をもととし胆道造影所見より伺かがつた治療の困難性の一端と,あわせて死亡症例を中心として検討した成績について述べる.
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