icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻7号

1970年07月発行

特集 腫瘍の病理と臨床

論説と症例

第三脳室を占有した視床背内側後部アストロサイトーマの1手術例

著者: 古和田正悦1 三浦玄太郎1 田中輝彦1

所属機関: 1東北大学医学部第二外科教室

ページ範囲:P.953 - P.957

文献概要

 視床腫瘍は第三脳室底を侵して対側に至るか,広範に墓底核を浸潤するか,または脳室系をいわゆるsubep-endymal spreadingするのが大半であるが,中には少数ながらも,二次的に第三脳室内に限局して発育する場合のあることが報告されている4)8).最近,われわれは視床背内側後部に原発し,第三脳室をほとんど占有したアストロサイトームの症例を経験し,第三脳室腫瘍や松果体腫瘍等との鑑別,手術方法について若干の考察を行なつたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら