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特集 腫瘍の病理と臨床 論説と症例
Krukenberg腫瘍として発見された小さな早期胃癌IIcの1例
著者: 長廻紘1 竹本忠良1 岩塚廸雄1 榊原宣1 市岡四象1 鈴木博孝1 山内大三1 後町浩二1 笹本佳子2 児玉京子2 平山章3
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター 2東京女子医科大学産婦人科学教室 3東京女子医科大学病理学教室
ページ範囲:P.989 - P.992
文献購入ページに移動最近我々は原発巣である胃癌は粘膜内癌であるにもかかわらず,卵巣に転移し,卵巣腫瘍の症状で発見され,しかも胃癌の診断がかなり困難であった胃切除症例を経験した.
しかも胃切除後1年を経て肺転移巣が発見されるという極めて特異な進行を示しつつあるのでその大要について報告し,あわせて早期胃癌と転移の問題および小さな早期胃癌の診断について若干の考察を加える.
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