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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻7号

1970年07月発行

特集 腫瘍の病理と臨床

論説と症例

消化器系原発性多発癌の4例

著者: 野崎修一1 千葉昌和1 田中隆夫1

所属機関: 1弘前大学医学部第二外科教室

ページ範囲:P.993 - P.998

文献概要

はじめに
 同一個体に2個以上の悪性腫瘍がそれぞれ独立して存在するいわゆる原発性多発癌は臨床的にも必ずしも少なくないことは諸家の報告から明らかである.そのうちでも,消化器癌同志の組合わせが最も多い事実1)2)は癌の病態生理の解明の上からも興味ある問題である.
 われわれの教室では5例の消化器系多発癌を経験しているが,「多中心性に発生した腸管細網肉腫症」を教室石垣らがすでに発表3)しているので,ここでは他の4例を報告し,若干の検討を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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