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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻7号

1970年07月発行

特集 腫瘍の病理と臨床

論説と症例

小児期における腹腔内リンパ管腫の診断と治療について

著者: 今泉了彦1 石田正統1

所属機関: 1東京大学医学部第二外科

ページ範囲:P.1063 - P.1071

文献概要

はじめに
 腹部良性腫瘍のなかで腸間嚢腫の占める割合はきわめて小さく,大綱嚢腫,後腹膜嚢腫はさらに珍しい疾患である.
 1507年フロレンスの解剖学者Benevieni1)が剖検例で腸間膜嚢腫の1例を"anatomic curiosities"と評して紹介して以来,腸間膜嚢腫の報告は現在まで700例に充たずFlynn2)は腹部腫瘍の中で最も稀な疾患であるといつている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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