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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻7号

1970年07月発行

特集 腫瘍の病理と臨床

論説と症例

急激な経過を示した左臀部横紋筋肉腫の1例について

著者: 志村秀彦1 久次武晴1 安藤忠1

所属機関: 1九州大学第一外科学教室

ページ範囲:P.1129 - P.1134

文献概要

はじめに
 横紋筋肉腫については,1925年Abrikossoffが,筋芽細胞性筋腫(Myobrasten-Myom)と名づけて以来,この疾患に,医家の関心が寄せられてきたが,我が国でも,外国と同様,非常に稀なる疾患であるので,今なお,他の悪性軟部腫瘍と同じく,その治療法および予後に関しては,確立されたる方針がない.
 今回,直接打撲が誘因となつたと考えられる左中臀筋原発の,横紋筋肉腫1例について,約3カ月にわたり,経過観察を行なう機会を得たので報告し,考察を行なつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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