文献詳細
特集 腫瘍の病理と臨床
論説と症例
文献概要
はじめに
横紋筋肉腫については,1925年Abrikossoffが,筋芽細胞性筋腫(Myobrasten-Myom)と名づけて以来,この疾患に,医家の関心が寄せられてきたが,我が国でも,外国と同様,非常に稀なる疾患であるので,今なお,他の悪性軟部腫瘍と同じく,その治療法および予後に関しては,確立されたる方針がない.
今回,直接打撲が誘因となつたと考えられる左中臀筋原発の,横紋筋肉腫1例について,約3カ月にわたり,経過観察を行なう機会を得たので報告し,考察を行なつた.
横紋筋肉腫については,1925年Abrikossoffが,筋芽細胞性筋腫(Myobrasten-Myom)と名づけて以来,この疾患に,医家の関心が寄せられてきたが,我が国でも,外国と同様,非常に稀なる疾患であるので,今なお,他の悪性軟部腫瘍と同じく,その治療法および予後に関しては,確立されたる方針がない.
今回,直接打撲が誘因となつたと考えられる左中臀筋原発の,横紋筋肉腫1例について,約3カ月にわたり,経過観察を行なう機会を得たので報告し,考察を行なつた.
掲載誌情報