文献詳細
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文献概要
乳腺疾患,とくに乳癌の診断におけるX線検査は,古くより行なわれ,1913年,A.Salomon以来,多くの研究が相次ぎ,現在では,ほとんどルーチン化した検査法といえる.本検査法の主体は,乳腺単純撮影としてのマンモグラフィーであるが,特殊なX線検査として,ゼロラジオグラフィーや気体あるいは造影剤を使用して撮影する方法などがある.
われわれは,各種の乳腺疾患の診断に,種々なX線検査法を応用しているが,ゼロマンモグラフィーを主に利用しているので,これを中心に,乳癌,乳腺症,乳腺線維腺腫,女性乳房など,乳腺の各種疾患にわたつて,その実際のX線像を示すとともに,読影上,誤診をした症例をも,あえて供覧してご参考に供したいと思う.
われわれは,各種の乳腺疾患の診断に,種々なX線検査法を応用しているが,ゼロマンモグラフィーを主に利用しているので,これを中心に,乳癌,乳腺症,乳腺線維腺腫,女性乳房など,乳腺の各種疾患にわたつて,その実際のX線像を示すとともに,読影上,誤診をした症例をも,あえて供覧してご参考に供したいと思う.
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