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文献詳細

雑誌文献

臨床外科25巻8号

1970年08月発行

文献概要

特集 縫合糸の問題点

形成外科用縫合糸について

著者: 長田光博1

所属機関: 1国立小児病院形成外科

ページ範囲:P.1193 - P.1197

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Ⅰ.形成外科手術の目的と特徴
 形成外科医を標榜する以上,その手術後の瘢痕は他科にくらべきれいでなければならぬという宿命を背負つている.そのためには,手術の綜合計画,デザイン,手技,使用器具,縫合材料,後療法の全般にわたり,正確に合理的に行なわれる必要がある2).本稿では主として,われわれの日常用いている形成外科用縫合糸について述べたい.
 われわれの行なつている外科手術で創縁を縫合接着させたり,出血部位を結紮することは,日常のことなので,縫合手技,材料について十分検討を加えることなく,習慣的に1つの材料,方法にたより,特に注意をはらうことは少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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